初めて当サイトをご覧になる方へ

管理人より学生の皆さまへメッセージ

みなさんは数学の問題を解くときにどんな事を考えていますか?

数学が得意でない人、苦手な人は「この問題は問題集のどの問題と似ているかな」ということを思い出そうとして解くと思います。しかし、その考え方で解くことができる問題というのは問題集で問いたことがある問題に限られます。レベルが高い大学の入試になれば、そういった典型問題が出題される可能性は低くなります。見たことがない問題を解くためにはどうすればよいのか。大事な要素は2つ。問題文の見るべき場所「着眼点」を知ることと、思考や論理展開を広げる出発点となる「発想」を持つことです。数学な得意な人は問題集の問題をこなす中で自ずと「着眼点」と「発想」を習得しているのです。「でも自分は頭固いからひらめきとか苦手だし…」と思ったあなた。安心してください。高校数学の問題の99%はいわゆる「天才的なひらめき」など必要ありません。勉強すれば誰にでも理解、実践できる「着眼点」と「発想」によって問題が解けるように、皆さんや管理人よりもずっとずっと賢い先生方が問題を練ってくださっています。私達はその一般的な「着眼点」と「発想」さえ自分のものにできればいいのです。

しかし、実はこれが簡単なことではありません。というのも、多くの教科書や参考書、問題集はそういったものを教えてくれません。問題に対する解説を十分にしないまま、さも「天才的なひらめき」によって問題が解けているように見せています。学校の先生も基本的には「問題集を問きまくって解法を覚えろ」という教え方に終始しがちです。数式の羅列とわずかな解説文から、表面上書かれていない本質的な部分を汲み取ることは非常に難しいことで、多くの学生には無理なことです。これは決して皆さんが悪いわけではありません。教える側が不親切なのです。「自力でできるでしょう?」と学生に任せきりになっているのです。それができるほんの一握りの人はどんどん数学ができるようになりますが、できない人はよくわからないまま、参考書の解答に並ぶ数式を丸暗記するしか無いのです。

私はそのような数学が苦手な学生の味方になりたくて、このサイトをオープンしました。これまでは覚えるしかなかった問題の解法も自分で考えて組み立てて答案に仕上げることができる、そのようなコンテンツを制作していきます。皆さんも今までのただなんとなく問題を解く勉強から一方踏み出して、一皮むけた数学力を手に入れませんか?

2024/09/20
管理人 とおん

運営ポリシー「意欲あるすべての学生に学びを」について

意欲ある

勉強に限らない話ですが、人から教わった知識や技術を吸収するには吸収したいと思う意欲、言葉を変えれば熱意が必要です。塾講師のアルバイトをしていたときの経験ですが、親につれてこられてイヤイヤ通っていると思われる生徒と、自ら賢くなりたい、大学に受かりたいと思って塾に来ている生徒では同じものを教えていても理解力に差がありますし、成績にも開きが生まれます。

この点に関して、自ら広大なインターネットの中を検索してあまり知られていないこのサイトに辿り着くほどの方であれば、おそらく十二分に数学の勉強に対する意欲があると思っています。ですから、私はそのような意欲を持った皆さんに価値ある情報を提供していきたいと考えています。

すべての学生に

資本主義社会である以上、必然的に勉強に対する環境の差というのは生まれてしまうものです。高い学費や授業料を払ってレベルの高い学校や塾に行くことができる人もいれば、そもそもそういったものを手軽に手に入れるすべがないもいます。私は政治家ではないので、格差是正といった大それたことを言うつもりはありませんが、このサイトを通じて環境的に不利な学生の方々が勉強を深化できる手段を提供したい、おこがましいかもしれませんが、そんなことを思いながら編集をしています。

また、このポリシーが指す「学生」は、高校生がメインターゲットであるのは当然ですが、それに限らず小中学生や高校卒業済みの方、高校に行けなかった人も含めて「数学を学ぶことを志す人」を指す言葉として用いています。高校生に限らず広く沢山の方々にお使いいただけるサイトを目指します。

学びを

私が高校生だったときもそうなのですが、自分では数学が得意だと思っていても、知識のヌケモレや整理しきれていないあいまいな思考プロセスというのはあるものです。そして、それに気づかず無意識のうちに同じミスをしてしまっていることもあります。そんな人が自分のサイトを読んで、自分の中になかった、あるいはなんとなく感じていたけど体系化されていなかった視点を1つでも確立して持って帰って欲しい、そのような思いのもと、小手先のテクニックよりも頭の中の思考過程や問題を見るときの視点に重点を置いた解説をしていきます。

また、非常に残念かつ解せない点ですが、現行の日本の高校数学のカリキュラムを正しく、見通しよく理解し、入試などの高度な問題を解いていくためには、一般的な教科書や問題集に書かれていることだけを理解するのでは全く不十分であると言わざるを得ません。ですので、当サイトでは必要に応じて学習指導要領に記載がない事項について、たとえそれが大学数学の範疇であっても、高校数学の体系的理解に不可欠であるものは積極的に解説していきます。数学がある程度良くできる人がさらなるステップアップを望むうえでも当サイトが力になれるはずです。もちろん、「高校生が高校数学を正しく理解する」という主目的が前提ですので、必要以上には導入せず、またできるだけ噛み砕いて説明するように努めます。

当サイトの特徴と見方

$\mathcal{Core}$

当サイトで最も重要視しているコンテンツです。数学の問題を解決する際に思考の核となることを端的にまとめています。数学が得意な人が意識している、あるいは無意識的にこなしている思考回路を言語化しています。数学の問題、特に模試や入試本番で出されるような高度な問題は「問題集のどの問題と似ているか」を思い出して解くわけではありません。自分の中でストックされた視点や発想、つまり思考の核と問題を照らし合わせ結びつけるのです。このサイトに書かれている$\mathcal{Core}$をマスターすれば、今までよりもたくさんの問題をよりスムーズに解けるようになるはずです。

注意してほしいのは、$\mathcal{Core}$は暗記するものではありません。たくさんの問題を解くことで自分の中で自分なりの形で体得していただきたいのです。スポーツでも、コーチから指摘されたことをただ言葉として丸暗記しても試合では全く役に立ちませんよね。たくさん練習を重ねることで技能として身につくはずです。それと全く同じことが数学でも言えるわけです。同じようなタイプの問題をたくさん解くことで$\mathcal{Core}$を使うべき場面や活用の仕方を体の中に染み込ませてください。

新しい言葉や定理、公式などが登場した際には、直下に必ず例を載せています。他のサイトや参考書などと比較して、細かな思考や注意点などの文章をかなりぶ厚く丁寧に書いています。少し読みにくいとは思いますが、大事なことを凝縮して載せていますのでしっかり読んでください。

練習問題

新しいことを学習するページには、学習内容の確認と定着を図るために必ず練習問題を付しています。ページによっては複数の練習問題が載っていることもあります。必ず解いて、知識が自分のものになっているか確認してください。練習問題には解説と解答が載っています。解いたあとは、正解不正解によらず必ず確認して、答えの数字のみならず、自身の着眼点や解答の流れと見比べて自身の解答に足りていないところがなかったか見てください。わからなかったところ、間違っていたところは必ず同じページの記事内容や例を再度読んで正しく理解し直してください。記述問題の解答は入試で書いても減点をくらわない過不足ない記述になるようにしていますので、書き方の参考にしてください。問題によっては着眼点(ヒント)も載っています。わからないときはいきなり答えを見ずに着眼点を見て再度考えて見るようにしてみてください。

思考フロー

一部の例や練習問題の解説に載っています。問題のどの部分を見てどのように発想すればよいのかを具体的にまとめています。問題を解く手が動かなかったときには参考にしてください。

補足

本文中に書くと本題がぼやけてわかりにくくなってしまうような内容や、その項目を学習する段階では未履修の内容を含む記述を掲載しています。「補足」とはいえ、大事な内容ばかりを書いていますので、こちらも見るようにしてください。ある程度学習が進んだあとに一度習った範囲の記事を見直してみると、新たな発見があるかもしれません。

当サイトご利用にあたっての注意

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管理人について

プロフィール

ニックネームとおん
出身兵庫県
趣味ゲーム
座右の銘なるようになる

略歴

20??年兵庫県内の公立高校を卒業
20??年京都大学工学部に現役合格・進学
現在京都大学工学部在学中

管理人へのご連絡はお問い合わせフォームよりお願いいたします。

サイト遍歴

2024/09/05サイト開設

今後のサイト運営に関する予定・やりたいこと

  • 当面は高校数学全範囲に関する記事を一通り作成することを最優先とします。
  • その後についてですが、以下のようなことを考えています。実際にやるかどうか、いつやるのかは全くの未定です。
    • 演習問題ページの作成
    • 中学数学の解説
    • 大学初等数学の解説
    • コラム的記事の充実